業務内容

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設計理念

濱田建築事務所は、千葉県及び南房総等の地域、環境に合った建築物、景観を作るということをテーマに掲げ、住宅+各種建築物の設計・監理を中心に、住宅リフォーム・耐震診断等をしています。

設計について

各設計者によって設計に対する考えは異なると思うのですが、私が考えている設計とは、お客様の要望、意見等を聴き、敷地条件、建築基準法、工事予算等の様々な制限のなかで、設計者の知識、技術、経験等を活かし、その施主、土地、環境に合った建築物を提供することだと考えております。
私達設計者は設計図面を作成することが主な仕事ですが、図面とは設計者が施工者に工事内容を伝達する手段に過ぎず、設計図書を作成するということだけが設計者の仕事ではありません。建築工事が始まれば設計段階では予期せぬ問題が出てくる可能性もありますし、図面だけでは設計意図を施工者に伝えることは困難です。
依頼された建築物を工事時においても、施工者に設計意図の伝達を図り、建築物を完成させるまでが設計だと考えております。

建物をつくる前に

同じ金額を使った建築物であっても、設計者と施主が設計段階で互いに自己の要望、主義を主張しあい、よく考えられた建築物と、そうではない建築物とでは、完成時に機能,性能面等あらゆる面で差をうみます。設計段階でよく検討すれば、完成後に 「ああーこうしておけばよかった」などという言葉を発する回数が少なくなるでしょう。
建築する際に設計は、建物の機能、空間、居住性、経済性等を決める重要な過程です。建物の良し悪しの80%は設計で決まると言われています。良い建物を作る為に、作り手も非常に重要ですが、まずどのような建物(機能、空間、デザイン等)にするのか考え設計することが1番最初にしなければいけないことで、設計が終わってから建物にあった工務店等の作り手を選ぶほうがより良い建物をつくることができます。工務店や大工さんが 設計を行い 建物の機能、デザイン等の方向性を決めるわけではありません。
私達、建築家はハウスメーカーのようにショールームを持ち、お客様に説明するすることはできませんが、完成予想図やCG、図面、模型等で完成に近い空間をイメージさせることはできます。建築という行為はお客様にとって高い買い物になるはずです。少しでも納得できる建築物をつくる為に「設計者と一緒に考える」という選択肢を考えてみてはどうでしょうか。

南房総の住宅

私は高温多湿な日本、南房総に必要な住宅とは、【夏に風通しのよい涼しい家】【不快でない室内空間】だと考えております。

電気の消費量は夏のエアコンディショニングクーラー使用時にピークに達するといわれています。昔から「家は夏をむねとすべし」といわれているように、プランニング時によく検討し通風を確保することにより、室内を風が通り抜け、湿気や揮発性化学物質のこもらない室内空間を作ることができます。
風速1mで体感温度は1度下がるといわれています。皆さんも幼い頃、風が通り抜ける室内、縁側等で昼寝をし気持ちが良いと感じた経験があると思います。私は少々不便な空間は作ってもよいが、不快な空間は作ってはならないと考えております。
現在、私達の生活には設備器具を切り離して考えることはできませんが便利な設備器具に頼りすぎずに、なるべく自然の恩恵を受けながら生活できるように設計することが省エネルギーにもつながります。
ただ機械化された便利な住宅だけではなく、「自分が本当に気持ち良いと感じられる住宅というのは何か?」ということを考えてみてはどうでしょうか。住宅とはそこに住む人に密接に関係する場所であり、大半の方がくつろぎを求める場所だと思います。
予算に応じて、人や環境にやさしい素材等を使用し、設計依頼をして頂いたお客様に、「気持ちが良い」と思って頂ける 空間目指して設計していきたいと思っております。

建築物

現在、建築界は様々な問題を抱えております。

建材等から放散されるホルムアルデヒド、VOC、ラドン等による「シックハウス症候群」、「電磁波が人体に与える影響」、「将来における建築解体材によるゴミの問題」など多種に渡ります。
これからの建築物は人、環境にやさしい素材の選択、将来解体したときのことを考えリサイクルできる材料の選択をしていく必要があります。建築物はお客様のものでありますが、完成してから15~50年近くは 景観を構築する風景の一部 であり、解体処分するときはゴミにもなります。
私達の次の世代に少しでも良い景観、環境を残してあげられるような、自然界に負荷をなるべくかけない建築物 を作っていくべきだと考えております。